ノロウイルスに感染しないために
ノロウイルスという名前を聞くだけでも恐ろしいですが、今年も全国的に猛威を奮っているようです。ちょうどいまの時期(11月から2月)がピークということで、クリスマスや忘年会、新年会等々イベント目白押しの時期でもあるので、注意点を簡単にめてまとめておきたいと思います。
どんな症状が出るか
まず、ノロウイルスによる胃腸炎になるとどんな症状が出るかです。
- 突発的な激しい「嘔吐」
- 腹痛と水様性の「下痢」
- 脱水症状
- 発熱(37~38度)
- 潜伏期間は12~48時間
- 症状は1~2日で収まる
- 収まった後も1週間以上はウイルス排出は続く
どのように感染するか
ノロウイルスはごく僅かな量が口に入っただけで感染してしまうほど感染力が強いといいます。汚染された箇所に手などが接触し、調理や食事による経口感染が一番可能性が高いです。
トイレのドアノブ、洗浄レバー、蛇口、学校や職場のドアノブ、階段の手すりなど、感染者の便や嘔吐物経由での汚染の可能性が高いところは要注意です。
どのように予防するか
ノロウイルスの特徴として、感想や熱に強いためあらゆる場所が汚染されている可能性があります。そしてアルコールが効きにくいため、体内に入らないようにするためには、流水と石けんによる手洗いが最も効果が高いとされます。食事の前、トイレの後、帰宅したときなど、どこでもコマメに手洗いをして予防したいと思います。
せん妄
家族が幻覚が出るレベルのせん妄(脳機能の失調によって起こる、注意の障害を伴った軽い意識混濁状態)になり入院してしまったのですが、病院でもなかなか原因がはっきりせず、困った事態となりました。
アルコールの離脱症状なのか、脱水症によるものなのか、複合的な原因が考えられるようですが、なかなか回復せず若干途方に暮れている状況です。
合併症や回復期の長期化、機能障害の長期化、そして入院の長期化も考えなければならず、本当に元通りの生活に戻れるのかもわかりません。また医療費も問題もかなり深刻になってきます。
高額医療というのは遠い先の話と思っていましたが、突然起こりうるものなのだということが身にしみてわかりました。家族を守るためにも、しっかりとした収入源の確保が大事なのだとあらためて思った出来事でもありました。